レッスンは笑いの宝庫

やっぱり名曲ですね。どれも弾いていてとても心地良かったです。私はまだ弾けない所は多々ありますが、曲が解ってきて弾ける所も先週より少し増えましたのでそれだけでも嬉しくて満足してしまいます。全体の進捗状況からすると随分遅れていますので、こんなことを言ったら怒られてしまいそうですが、私の力量と尺度では順調という感じです。今日もとても楽しい一日でした。

今日一番可笑しかったのは、何故か譜面通りのタイミングで音が出せない人たちでした。音符と音符の間の休符のタイミングで、まるで合の手のように弾いてしまう2ndヴァイオリンの人。一人が合の手から脱出したかと思ったら、次は隣の人が合の手を。花音では名曲も昭和歌謡いや民謡になってしまいます。

かくいう私も、今日は大事なピッツイカートを一拍遅れてしまい、大笑いとなりました。笑いは健康に良いそうですから、大いに楽しみました。でも、一番笑いを取っているのは、間違いなく先生ですね。先生はドジるわけではなくて、私たちの演奏を形容した表現が面白くて笑ってしまいます。今日も和気あいあいでたくさん笑いましたね。

話は変わりますが、今日また不思議なことがありました。帰宅途中で最寄りの駅のAEONの食料品売り場に寄ったら、「楽器やってるんですか？チェロですよね。これから行かれるのですか？先生ですか？」と女性から声をかけられました。

何と先週の練習帰りと同じ場所でチェロを背負った同じシチュエーションで２週続けて声をかけられました。もちろん違う人です。こんなことがありますか？

これまでに、駅のホームや電車の中でチェロに関して声を掛けられたことは年に１、２度ありましたが、何故2週連続で？と不思議に感じています。

今日のその方との話は、先週の人よりも更に長話となりました。その方はクラシックが大好きでフルートとピアノを演奏し、さらにクラシック曲の声楽を駅前で習っていて、社会福祉活動を長年されているとのこと。話が進むと私の住む町内の私の住む街区の人の名前が何人も出てきて、その女性の地域活動のネットワークの広さに驚きました。するとその名前の出た私の家の３軒隣の方が買い物で偶然私の後ろから歩いて来て、その方が呼び止めて、私と話をしているいきさつを説明し始めました。こんな不思議なことがあるでしょうか。私自身、その３軒隣の方と家の前では会うことはありますが、食料品売り場で会ったことはありませんでしたから。

思わぬ出会いから考えが至ったのは、仕事をリタイアしたあとの地域社会のネットワークに関してでした。現在は地域のテニス仲間がいるくらいですが、どうもその女性のネットワークは桁が違いそうです。社会福祉活動をされて世の中に貢献の場を持つ方は違いますね。チェロを背負っているだけで、声をかけて会話を楽しむフットワークの軽さを見習いたいものです。

チェロが大きくて目立つからかも知れませんが、何で食料品売り場で２週続けて？私の何かが変わったのでしょうか？声を掛けやすい人になったのでしょうか？それって、いったいどういう人？

（セロ弾き３号）